本日の注目の取組


 

 

14日目 注目の取組

貴ノ岩 1−1 豪栄道
………… 寄り切り
-------- --------
-------- --------
寄り切り …………
-------- --------
-------- --------

優勝目前の最終盤へ来ての連敗で3敗目。依然単独首位も2回目の賜杯へ黄信号の灯った大関豪栄道。悪い流れを止めるべく迎える14日目は貴ノ岩との対戦だ。

この2日間の豪栄道は悪癖の引き技が出ている。12日目の松鳳山戦では反撃の場面はあったが、前日の貴景勝戦では攻める場面は全くなかった。相手は貴ノ岩だが、中盤までのような攻めの相撲が取り戻せるかどうかが勝敗を分けることになる。貴ノ岩とはケンカ四つだが、互いに前廻し狙いの相撲だ。基本的にはどちらが先に前廻しを引くかの攻防だろう。豪栄道として自分の思うような体勢になれなくても引くことは禁物。不利な体勢でも我慢して攻めに転じる姿勢がなければ、白星には結び付かない。


13日目 注目の取組

貴景勝 0−1 豪栄道
---※--- --------
---※--- --------
-------- --------
-------- --------
-------- --------
………… 叩き込み

前日やや苦手としている松鳳山に敗れて痛恨の2敗目を喫した大関豪栄道。依然後続に星2つ差を付けてトップは守っているものの、2回目の優勝へ連敗は避けたいところ。13日目は勝ち越しを懸ける若手貴景勝との対戦だ。

前日の豪栄道は攻めては行ったものの、叩いたところで優劣が逆転。再度攻めていったが、松鳳山に叩かれて敗れた。悪い時の大関は引き、叩きで墓穴を掘ることが多く、前日がまさにそういう相撲だった。対戦相手の貴景勝ももちゃもちゃ押してくるタイプで、いかにも叩きたくなる体型をしている。豪栄道としては相手に当たられてもしぶとく押していけるかどうかだが、そのためには立ち合いで前廻しを引きたい。貴景勝は四つ身でも諦めない力士ではあるが、廻しを引かれた時の不利は否めない。もともと重心は低いが、更に低い踏み込みで大関を懐に入れずに突き切りたい。


12日目 注目の取組

貴景勝 0−1 嘉風
---※--- --------
---※--- --------
-------- --------
-------- --------
-------- --------
………… 寄り切り

横綱日馬富士から初金星を獲得し意気上がる若手貴景勝と、4連敗スタートから7連勝し大関への足固めを目論む関脇嘉風の好取組。勝った方の勝ち越しが決まる一番だ。

貴景勝は押しを基軸にしてはいるが、ガンガン押すというよりは引き、叩きを交えながらじわじわ押していくタイプだ。一方の嘉風は突っ張りから押し切るか、二本差して前に出る相撲だが、ここへ来て前進力が出てきて星も挙がってきた。対戦の展望としては、序盤は突き合い、押し合いになるだろうが、相手を起こした方が優勢。いなしは良いが、引き、叩きは禁物。お互いに相手がどんなに強かろうが、気後れするタイプではないので、激しい相撲が展開されるだろう。ただその中でも熱くなり過ぎてもダメだ。平静さを保ちつつ、闘志も忘れずに取ってもらいたい。


11日目 注目の取組

御嶽海 1−4 豪栄道
-------- --------
………… 寄り切り
寄り切り …………
-------- --------
………… 下手投げ
………… 押し出し

ただ一人1敗で優勝争いを引っ張る大関豪栄道。秋場所2連覇へ前進するためにも負けられない11日目の相撲は、関脇御嶽海との対戦だ。

過去は豪栄道が対戦成績をリード。稽古場でも大関が御嶽海を圧倒しているとのこと。ここ数日豪栄道は前に出る相撲内容で白星を重ねるなど調子は上がっている。一方の御嶽海は今場所普段の場所と比べると前に落ちる相撲が目立つなど依然として調子は上がってこないが、本番に強いという強みがあるのも御嶽海だ。対戦の展望としては序盤は押し合いになるだろうが、大関はそのまま押し切るか、右前廻しを引いて御嶽海を捕まえたいところ。このとこる叩きは出ていない豪栄道だが、引き技は禁物だ。御嶽海は一気に押し切る相撲ではないが、そのつもりで押していきたい。組むなら左四つで先に先に仕掛けていきたい。


10日目 注目の取組

貴景勝 0−1 日馬富士
---※--- --------
---※--- --------
-------- --------
-------- --------
-------- --------
………… 寄り切り

序盤の3連敗を乗り越えて、1敗の大関豪栄道を星2つ差で追い掛ける横綱日馬富士。この日は関取最年少の元気者貴景勝の挑戦を受ける。

日馬富士は先場所敗れた正代相手にようやく本来のスピード相撲を取り戻してきた。一方の貴景勝は前日御嶽海を土俵際まで押し込むも、足がそろった所を叩き落とされた。貴景勝としては横綱戦を前に足をそろえないことという教訓をもらったような一番だ。日馬富士は捕まえてしまえば地力は上だが、貴景勝は不利な体勢でもあきらめずに抵抗することがあるので、決着が着くまで気を抜かずしっかりと詰めを怠らないことが重要だ。貴景勝が勝つにはとにかく押していくしかないが、重心は横綱より低いので、立ち合いの当たりでどこまで日馬富士を押し込めるか? 横綱が一歩でも後退してくれたら、その流れで押し切りたい。


9日目 注目の取組

阿武咲 0−2 千代大龍
----※---- ----※----
----※---- ----------
----※---- ----------
----※---- ----※----
…………… 引き落とし
…………… 叩き込み

上位初挑戦の場所を1敗で優勝争いトップを併走する阿武咲と、上位復帰の場所でここまで2敗と好調な千代大龍の好取組。両者とも既に横綱・大関戦を終えて、初優勝へ向けて大事な相撲だ。

どちらも根は押し相撲。阿武咲はいつも通りの相撲だが、今場所は千代大龍にも前に出る意識が相撲に現れているので、お互い前に出ても引いても白星につながっている。十両時代は阿武咲が一方的な相撲で前に出て2番勝ったが、幕内では千代大龍が引き、叩きで2勝。どちらも相手の引き技を怖がったら出足が鈍るのでそれは禁物。それから前に出るか、引くかは流れ次第だが、立ち合いの当たりでどちらが勝るか? 阿武咲は頭から当たって相手を起こしたい。千代大龍は190キロにまで増えた体重を活かした体当たりの威力がどれ程の物か、ぶつかり合った後の両者の体勢の低い方が有利だろう。


中日 注目の取組

玉鷲 6−5 豪栄道
…………… 寄り切り
突き落とし ……………
---------- ----------
不戦勝 ……………
叩き込み ……………
突き落とし ……………

初日黒星の後6連勝で1敗でトップを併走している大関豪栄道。中日は苦手の玉鷲との対戦。良い形で後半戦へ入っていくためにも勝って弾みを付けたいところだ。

このところ玉鷲には連敗中。攻めて行くのは豪栄道の方だが、玉鷲に距離を取られて逆転負けを喫するのが最近のパターンだ。玉鷲は長身の割に立ち合いが低く、いきなり前廻しや頭を付ける体勢にはならせてはくれないだろう。大関としては張って動きを止めるとか、いなしを交えて玉鷲を翻弄するとかして相手のペースを崩す必要がある。土俵際の詰めも体を密着していかなくてはならない。玉鷲は組まれたら終わりという頭があるので、とにかく豪栄道との間隔を取るだろう。立ち合いから諸手突きなどで大関を懐に入らせないようにして攻めて行きたい。


7日目 注目の取組

北勝富士 0−1 阿武咲
----※---- ----※----
---------- ----※----
---------- ----※----
---------- ----※----
…………… 引き落とし
---------- ----------

序盤戦横綱・大関相手に旋風を巻き起こし、台風の目となった若手の両力士の直接対決。1横綱1大関を破って存在感を示した北勝富士に、本日初黒星も首位タイの1敗と絶好調の阿武咲の楽しみな対戦だ。

過去は十両以下も含めると阿武咲の3勝1敗。ここまでは阿武咲の重心の低さが活きている対戦だ。北勝富士は押しの威力はあるが、相手に懐に入られた時には脆い面がある。恐らく阿武咲にもそういう形を許してきたのではないか? 北勝富士としては阿武咲が前に出られるような空間を作らないよう、どちらかの脇は固めて当たっていきたいところ。阿武咲は下からおっつけるような形で押し上げていきたい。立ち合いの低さは阿武咲の方がある。北勝富士としては低さを意識し過ぎるあまり、上体だけで当たって行かないように注意して欲しい。


6日目 注目の取組

阿武咲 0−0 豪栄道
---※--- --------
---※--- --------
---※--- --------
---※--- --------
-------- --------
-------- --------

大関照ノ富士に続いて、横綱日馬富士にも初挑戦で勝利した阿武咲。ただ一人全勝を守って迎える6日目は、最後の大関戦となる豪栄道との対戦だ。大関も1敗で優勝争いに残りたい。

阿武咲の取り口には迷いがない。前日も横綱に攻められはしたが、回り込む反応の速さで初金星をモノにした。一方の豪栄道は白星を重ねてはいるが、この3日間は変化と攻め込まれての逆転と、内容的には満足していないだろう。阿武咲は低く当たって押すだけだろうが、豪栄道としては安易に引いてしまうと阿武咲の術中にはまることになる。踏み込んで阿武咲の出足を止めなければならないが、阿武咲は前日のように回り込みの巧さもあるので、それだけでは安心できない。阿武咲の懐に潜り込んで、相手に抵抗できないくらい強固な四つ身に持ち込みたい。相手の懐に潜り込んだ方が有利な対戦だが…


5日目 注目の取組

阿武咲 0−0 日馬富士
---※--- --------
---※--- --------
---※--- --------
---※--- --------
-------- --------
-------- --------

大関初挑戦でも飲まれることなく照ノ富士を破って初日から4連勝とした阿武咲。対するはこの2日間連敗で追い込まれている一人横綱の日馬富士。横綱にとっては負けられない一番だ。

前日の北勝富士戦は前に出る馬力が今一つだった日馬富士。3日目に立ち合い”待った”の判断ミスを犯したことで立ち合いに神経質になったのかも知れない。この日の相手の阿武咲は攻めのパターンはいくつかあるものの、迷いなく攻めてくる若手だ。受けに回ったらたちまち窮地に追い込まれてしまうだろう。横綱としてはこういう相手にこそ何もさせないことを心掛けなければならない。立ち合いの当たりで阿武咲の出足を止めるくらいの気持ちが必要だ。一方の阿武咲はとにかく前に出るだけだろう。横綱を一歩でも後退させて、引かせるような場面が作れれば勝機も出てくるかも知れない。


4日目 注目の取組

北勝富士 0−1 日馬富士
---※--- --------
-------- --------
-------- --------
-------- --------
-------- --------
………… 掬い投げ

前日悔いの残る立ち合いで初黒星を喫した日馬富士。一人横綱として場所を引っ張っていくためには連敗はできないが、4日目は元気な若手の北勝富士の挑戦を受ける。

負けられない状況で土俵に上がる横綱だが、前日の立ち合いの失敗の影響が気に掛かる。しっかり集中していければ良いが、北勝富士は一つ立ち合いを間違える一気に出てくる可能性がある。先場所は日馬富士が立ち合いから北勝富士の懐に入って圧倒したが、立ち合いで当たり勝ったからこそ前に出て勝つことができた。北勝富士としては横綱の体勢を起こすくらいの当たりが欲しいところだが、日馬富士がいくら軽量とはいっても、立ち合いの低い横綱を起こすのは容易ではないだろう。頭から当たるか、踏み込んでのかちあげで日馬富士の状態を起こせるかどうかだ。


3日目 注目の取組

琴奨菊 32−29 日馬富士
………… 下手投げ
………… 下手投げ
-------- --------
押し出し …………
………… 寄り切り
………… 首投げ

4横綱の中で今場所ただ一人の出場。初めて一人横綱となった場所で、早くも上位陣唯一の2連勝スタートの日馬富士。3日目は7年ぶりの平幕陥落も大関連覇で三役復帰を目指す琴奨菊との対戦。琴奨菊は勝てば初金星獲得となる一番だ。

横綱はここまで出足ではなく投げで2連勝。体調は万全でないものの、身体の反応はまずまずといったところだ。一方の琴奨菊はがむしゃらに前に出る相撲が復活。先場所も日馬富士が勝ちはしたが、内容的には琴奨菊が出て行くところを首投げで逆転する九死に一生を得る勝利だった。横綱としてはまず琴奨菊の出足をどうやって止めるか? 春場所で敗れた直後の夏場所では張り差しで活路を開いたが、琴奨菊に差されてしまうリスクもある。日馬富士としては相手の横に付くか、頭を付ける展開に持ち込みたい。琴奨菊は前廻し狙いで横綱の体勢を起こせれば勝機も出てくるだろう。


2日目 注目の取組

6−8 玉鷲
-------- --------
………… 小手投げ
………… 押し出し
寄り切り …………
………… 押し出し
………… 押し出し

3横綱が休場の場所で初優勝も期待される大関2場所目の安。2日目はこの1年で1勝4敗と苦手にしている玉鷲の挑戦を受ける。初優勝へ序盤戦の大きな関門だ。

この対戦では安の上体の高さが欠点として出ている。大関自身はかちあげで相手を起こす立ち合いに好感触を得ているようだが、玉鷲の立ち合いは基本的に低く、なかなか起きてくれないのが対戦成績に現れている。この対戦に限って言えば、安は組み止めた方が安全だろう。下手に押し合いになると、玉鷲の馬力が活きてきてしまう。もちろん玉鷲も組ませないように徹底して突っ張るだろうが、相手より低い踏み込みをすれば突っ張りもなかなか当たらない。その流れの中で組み止めて寄って行った方が得策だろう。


初日 注目の取組

御嶽海 1−0 阿武咲
-------- ---※---
-------- ---※---
-------- ---※---
-------- ---※---
-------- --------
押し出し …………

初日から期待の若手同士の楽しみな直接対決。関脇2場所目で大関への足固めを目指す御嶽海と、新入幕から2場所連続の2ケタ勝利で一気に上位総当たりの地位まで躍進してきた阿武咲の好取組だ。

先場所は阿武咲に敢闘賞が懸かる状況で迎えたが、御嶽海が番付の差を見せ付けて圧倒した。ただ阿武咲の性格からしてこのまま黙って引き下がるとは思えない。阿武咲は基本は押しだが、たとえ組んでしまっても前に出ようという意欲が好結果につながっている。御嶽海も取り口としては似ているが、前に出ることに関しては阿武咲の方が徹底しているように見える。阿武咲は立ち合いの当たりや角度に注意して前に出るだけという意識だろう。御嶽海も前進力はあるが、この相手に対しては組み止めた方が安心かも知れない。重心の低い両力士だけに、相手の懐に潜り込んだ方が有利に展開しそうだ。


凡例:決まり手のある側が勝ち力士、…………は負け、--------は対戦なし、---※---はその側の力士が十両以下であることを示す。


相撲評論のページへ  TOPへ

 

inserted by FC2 system