本日の注目の取組


 

 


千秋楽 注目の取組

遠藤 3−1 栃ノ心
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寄り切り …………
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寄り切り …………

同期松鳳山との熱戦を制して見事に初優勝を決めた栃ノ心。有終の美を飾るべく対戦する千秋楽の相手は2ケタ勝利を懸ける遠藤だ。遠藤は展開次第では新三役の目もある。

このところ遠藤の3連勝中の対戦。栃ノ心がここまでの今場所の相撲が取れれば問題はないだろうが、優勝が決定したとなると少々緊張感が緩むことも間々あったりする。栃ノ心としては相手に何をされても積極的に攻める姿勢を崩さないことが肝心だ。遠藤も積極性という点では、13日目の琴奨菊戦など不得手の右四つに組み止められながらも動きを止めずに勝利に結び付けた相撲もあった。四つとしては栃ノ心が右、遠藤は左のケンカ四つだが、こうした今場所の相撲を見せられると、形だけでどちらが有利とは言い切れない。どちらが重心を相手より降ろして先に攻めることができるかがポイントになってくる。


14日目 注目の取組

松鳳山 3−9 栃ノ心
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送り出し …………
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寄り切り …………
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1敗を守ってこの一番に初優勝が懸かる栃ノ心。対戦相手は同期生の松鳳山。すんなり初優勝を決めることができるか注目の一番だ。

このところ連敗中の相手ではあるが、今場所の栃ノ心を見る限りそれほど心配はないだろう。松鳳山は組ませないように突っ張りで撹乱してくるだろうが、今場所の栃ノ心は形構わず前に出ようという意欲がある。あるとすれば初優勝への意識が過剰に働いて硬くなることくらいだが、部屋の不祥事が明るみに出ても相撲が冴え渡っているここまでを見れば、それもほとんど考える必要はなさそうだ。取り口としては右四つで栃ノ心十分、松鳳山は突っ張るか諸差しで先に先に攻めたいところだが、むしろ興味は栃ノ心がどれだけ力強い内容で初優勝を決めてくれるのか、そのくらいのムードが漂っている。


13日目 注目の取組

栃ノ心 8−5 逸ノ城
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……………… 寄り切り
……………… 寄り切り
上手出し投げ ………………
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……………… 寄り切り

横綱鶴竜が連敗して今場所初めて優勝争いの先頭に立った栃ノ心。初優勝へ向けて大事な3日間となるが、13日目は6日目から破竹の7連勝で勝ち越しを決めた巨漢逸ノ城と対戦する。

栃ノ心は組んでも組めなくても積極的に攻めようという姿勢が見られる。一方の逸ノ城は相手の攻めを受けても堂々と受けて立ってどっしり構えている。普段なら右四つの力相撲になるところだが、今場所の両者はたとえ十分の廻しを引けなくても攻めようという意欲が見られるためなかなか展望が難しい。先に上手を引いた方が有利なのは確かだが、上手の浅さ、下手の深さも重要になってくる。腰を降ろすことで重心が下がった方が有利な展開にはなるだろうが、今場所の行方を占う大一番。見応えのある大相撲を期待したい。


※12日目は都合によりお休みしました。悪しからずご了承願います。


11日目 注目の取組

御嶽海 5−3 正代
寄り倒し ………………
寄り切り ………………
……………… 寄り切り
下手出し投げ ………………
叩き込み ………………
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初日から7連勝の後3連敗と勝ち越しに王手を掛けてからあと1勝が遠い御嶽海。初優勝はともかく来場所の大関取りへ向けてそろそろ給金を直しておきたいが、11日目は調子を上げてきたライバル正代との対戦だ。

中日からの2戦は体格の大きな相手にガッチリ上手廻しを許しての敗戦。前日の荒鷲戦は前には出ていったが、足の送りが今一つで荒鷲に逆転を許した。この日の対戦相手の正代は体格の割に相手の懐に潜り込む巧さがある。前日大関豪栄道を破った相撲はまさにそうだった。御嶽海としては正代を中に入れさせないことが重要になってくる。そのためには低い立ち合いから正代の上体を上げるようなおっつけが有効だろう。あとは連敗中ということで気落ちしないこと。相撲は精神面が形になって表れる競技だ。消極的な気持ちでは下半身が疎かな相撲になるだろう。正代は諸差しが理想だが、少なくとも右を差し勝って腕を返せれば勝機も十分に出てくる。


10日目 注目の取組

貴景勝 3−0 逸ノ城
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突き落とし ……………
送り出し ……………
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押し出し ……………
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新三役での勝ち越しへ向けて大事な後半戦の貴景勝。一方の逸ノ城は白星を先行させて三役復帰へ向けて復調の兆しを見せており、興味深い一戦だ。

過去は貴景勝の3戦3勝。逸ノ城は的が大きいので、貴景勝としては当たっていきやすいかも知れない。ただ逸ノ城も中盤になって取り口に積極性が出てきて、相撲に重量感が出てきた。展開としては離れて貴景勝、組んで逸ノ城とわかりやすい。ただ貴景勝は初日の稀勢の里戦などもそうだが、不利な体勢でも諦めずに逆転を試みようとするだろう。逸ノ城としてはそうしたことも頭に入れながら、躊躇なく攻めていけるかどうかがポイント。逸ノ城は右でも左でも差し手を深くして貴景勝に抵抗を許さない形を作りたい。貴景勝は低さを活かして逸ノ城の上体を起こすような当たり、突っ張りを繰り出していきたい。


9日目 注目の取組

御嶽海 2−2 栃ノ心
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………… 寄り倒し
寄り切り …………
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全勝の横綱鶴竜を星1つ差で追い掛ける両者の好取組。共に初優勝へ望みをつなぐためにも負けられない一番だ。

御嶽海は前日逸ノ城にガッチリ四つ身に組み止められて身動きの取れない状態にされての初黒星。栃ノ心は逸ノ城よりも怪力なので、同じ形を許したら勝機が薄れるばかりだ。ただ栃ノ心はここ2日間突っ張りも繰り出している。御嶽海としては栃ノ心よりも重心が低いので、ハズ押しが有効と見る。栃ノ心としては立ち合いの踏み込みで腰をどこまで降ろせるか? 四つに渡り合ったら栃ノ心の断然優勢、御嶽海としては栃ノ心に廻しを与える前に攻め切れるかどうか?


中日 注目の取組

嘉風 9−14 栃ノ心
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寄り切り …………
足取り …………
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序盤戦それぞれに活躍して幕内後半戦の土俵を盛り上げた嘉風と栃ノ心の両力士。共に三役復帰へ向けてこれからの相撲が大事になってくる。

過去の対戦成績は栃ノ心がリードしているが、このところ嘉風が3連勝中。しばらく三役に定着していた番付の推移がそのまま表れている。最近は嘉風の動きが素早くなり、栃ノ心の十分な四つにさせていない。栃ノ心は前日の鶴竜戦こそ完敗だったが、それまでの6日間は廻しを引いてからの攻めが速かった。展開としては動き回る展開なら嘉風、じっくり四つ相撲になれば栃ノ心だろう。栃ノ心からすればガップリが理想だが、そうなるためには差し手を深くして浅く上手を引くこと。嘉風は栃ノ心に十分の廻しを与えないようにしなければならないが、栃ノ心の胸に頭を付けるような体勢に持ち込みたい。


7日目 注目の取組

鶴竜 20−1 栃ノ心
上手出し投げ ………………
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進退を懸けた場所で一人横綱となるも、初日から6連勝で綱の重責を果たす横綱鶴竜。7日目はこちらも6連勝と波に乗る実力者栃ノ心との全勝対決が組まれた。

過去の対戦では鶴竜が圧倒し現在18連勝中ではあるが、今場所の栃ノ心には相手の巧さを凌ぐ力強さが感じられる。5日目の豪栄道戦では大関が固めていた左廻しに捻じ込むような右腕の巻き替えが圧巻だった。鶴竜も琴奨菊の当たりを受け止めてじっくり料理した辺りに落ち着きは感じられるが、今場所の栃ノ心は攻めに迷いがない。形としては胸を合わせて栃ノ心、横綱としては栃ノ心と正対しないような組み方をする必要がある。頭を付ける体勢が作れれば、断然横綱有利。栃ノ心としては右の差し手を深くすることで、ガップリの形に持ち込みたい。


6日目 注目の取組

豪栄道 11−11 嘉風
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………… 叩き込み
………… 寄り切り
叩き込み …………
送り出し …………

賜杯奪還へ向けて痛恨の初黒星を喫した大関豪栄道。6日目は連日の金星獲得で調子を取り戻してきた嘉風を迎え撃つ。

ただ大関は前日敗れたとは言え、引き、叩きはなく、好調な栃ノ心に力負けした印象だ。嘉風には動きの速さがあり、豪栄道も度々煮え湯を飲まされてきたが、大事なのはとにかく引かないこと。というよりも、引く必要がないような展開に持ち込むことが重要だ。そのためには当たって自ら先に仕掛けていかなくてはならない。その流れで前廻しを引きたいところ。逆に嘉風としては捕まったら四つ身の技術では大関には叶わないので、徹底して離れるか、胸を合わせるような四つ身にならないこと。豪栄道に引かせるくらいの強烈な当たりができるかどうかになるだろう。


5日目 注目の取組

嘉風 5−15 稀勢の里
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………… 送り出し
押し出し …………
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序盤で3敗を喫して早くも休場危機に立たされてしまった横綱稀勢の里。5日目は2場所連続で白鵬から殊勲の星を手にした上位キラー嘉風の挑戦を受ける。

今場所の稀勢の里は先場所程の軽さは感じないが、取り口に強固さが感じられない。逸ノ城戦は立ち合ってすぐに左四つになったが、すぐに巻き替えられて胸を合わされた。前日の琴奨菊戦では左は差したものの、右は腕を返されて上手を取らせてもらえず横転。この日の嘉風も上下の動きで揺さぶりを掛けてくるだろう。横綱としてはこれをどうやって防ぐかが問題だ。今の稀勢の里の体調では捕まえないと安心できない。踏み込んで嘉風に圧力を掛けていきたい。嘉風は場所前横綱と何番も稽古を積んでおり、手の内は知り尽くしているはず。スピードでは稀勢の里に勝るので、先に先に動いて横綱を翻弄したい。


4日目 注目の取組

栃ノ心 6−8
………… 不戦勝
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………… 寄り切り
………… 押し出し
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休場明けの場所で初日から3連勝とした大関安。4日目は同じく3連勝と好スタートを切った好調の栃ノ心との対戦だ。

安以上に栃ノ心の好調ぶりが目に付く序盤戦。前日は隠岐の海得意の左四つでも構わず前に出ていった。逆四つでは安も取れるが、2日目の相四つの琴奨菊戦が右四つで長い相撲になったのに対して、栃ノ心は相手十分の左四つながら速攻で制したことが大きなアピール材料である。大関は組み勝った上で相手の動きを止めることが要求される。そのためには相手に攻められる前に自分から攻め込んでいかなくてはならない。そのためには突っ張りで廻しを取らせないことが有効かも知れない。栃ノ心は前日までのように廻しをガッチリ引いてからの速攻で活路を見出したい。


3日目 注目の取組

鶴竜 10−7 嘉風
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………… 寄り切り
………… 押し出し
………… 不戦勝
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進退を懸けるこの初場所で連勝スタートを切り、復活への道を着々と歩んでいる横綱鶴竜。3日目は嘉風との対戦。苦手な相手を破って更に加速していきたいところだ。

初日から北勝富士、貴景勝と圧力のある相手を連破してきた鶴竜。調子の悪い時は押し込めなくなると引いて墓穴を掘ることが多いが、今場所は先手を取って攻めることができている。嘉風戦はこのところ連敗中ではあるが、同様の取り口で活路は見出せるのではないか? ポイントはどちらが相手の懐に潜り込むかだ。鶴竜は組み止めれば万全だが、それを阻まれても決して引かないこと。嘉風は動きを止めずに横綱を翻弄できるかどうかが鍵になりそうだ。


2日目 注目の取組

北勝富士 1−0 稀勢の里
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寄り切り …………

休場明けの場所でまたしても黒星発進となってしまった稀勢の里。2日目も先場所金星を献上した北勝富士の挑戦を受けるが、連敗すればたちまち窮地に追い込まれてしまう。

初日は貴景勝の突っ張りによく応戦したが、先制されたことで慌てて反撃にいったところで逆転を許した。取り口としては腰が高いにも関わらずしっかり形を作らないまま攻めていったことが敗因だ。この日の対戦相手の北勝富士とは場所前に八角部屋に出向いて稽古をしたが、北勝富士のスタミナが切れたところでようやく分が良くなったとのこと。まずは自身の調子が悪いことを自覚した上で、だからこそ原点の左四つの型にこだわって欲しい。北勝富士は当たって押す相撲だが、横綱に引かせるだけの圧力を掛けられるかがポイントになる。


初日 注目の取組

貴景勝 1−1 稀勢の里
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…………… 突き落とし
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突き出し ……………

破竹の勢いで新三役に昇進してきた期待の若手貴景勝と、今場所こそ再起を懸けて土俵に上がる休場明けの横綱稀勢の里の好取組。

貴景勝の突っ張りは強烈だが、内側から手が出てくるので、対戦相手からすると差し込むことが難しいらしい。稀勢の里は先場所は総じて軽い印象を受けたが、踏み込みがどれだけ戻っているか? 横綱は腰高で重心が高くなる悪癖が出ると、貴景勝のペースになりかねない。左脇を固めて踏み込んで左四つの形を作りたいところ。貴景勝は当たり、突っ張りでどれだけ横綱の上体を起こせるか? 立ち合いの当たりの低さが勝敗を分けそうだ。


凡例:決まり手のある側が勝ち力士、…………は負け、--------は対戦なし、---※---はその側の力士が十両以下であることを示す。


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