映画のページ(2004年4月分)


3月<<4月>>5月 映画の目次へ

 
イン・ザ・カット
ホーンテッドマンション
クイール
ホテル ビーナス
恋愛適齢期

 

イン・ザ・カット

監督 ジェーン・カンピオン
原作 スザンナ・ムーア
脚本 スザンナ・ムーア,ジェーン・カンピオン
主な出演者 メグ・ライアン,マーク・ラファロ,ケヴィン・ベーコン

ストーリー

ニューヨークで大学講師をしているフラニー(メグ・ライアン)は、過去に心に深い傷を負った経験から、腹違いの妹(ジェニファー・ジェイソン・リー)以外には心を閉ざしてしまっていた。

そんなある日、彼女の家の近所で殺人事件が起こる。その犯人には手の甲にタトゥーがあるのだが、フラニーは聞き込みに来た刑事(マーク・ラファロ)の手の甲に同じタトゥーがあることに気づいてしまう。

SHIN様の一言

R-15指定。多くの流血シーン、更にはフラニー(メグ・ライアン)のヌード(しかも、夜の営み)のシーンまである過激さだが、そのあまりのインパクトゆえ、肝心のストーリーがわかりにくくなってしまったのは残念だった。


ホーンテッドマンション

監督 ロブ・ミンコフ
脚本 デヴィッド・バレンバウム
主な出演者 エディ・マーフィ,ジェニファー・ティリー,テレンス・スタンプ,ナサニエル・パーカー,マーシャ・トマソン

ストーリー

ジム(エディ・マーフィー)は妻のサラ(マーシャ・トマソン)と不動産業を営んでいるが、仕事が忙しく家族サービスをしてあげることができないでいた。ジムはサラに言われ子供たちを湖に連れて行くと約束させられる。

しかし、出発の前日、自宅に一本の電話が入った。エドワード・グレイシー邸の執事ラムズリー(テレンス・スタンプ)から家を売るという申し出があったのだ。ジムは湖に行く途中に立ち寄ることにしたが、そこには見るからに不気味な世界が広がっていた。

SHIN様の一言

平和な日常から不思議世界へと変貌するのはこの手の映画ではよくあるパターンなのだが、なぜか予想できなかった。

こういう映画ではアクションを見せたいがためにストーリーが長くなりがちだが、この「ホーンテッドマンション」は例外。話が短く、そのわりにはスリルもある作りなので、実際の時間よりも内容の濃い作品だと言える。


クイール

監督 崔洋一
原作 秋元良平,石黒謙吾
脚本 丸山昇一,中村義洋
主な出演者 小林薫,椎名桔平,香川照之,戸田恵子,寺島しのぶ

ストーリー

脇腹にブチ模様があるラブラドール・レトリバーには珍しい特徴を持った犬・クイール。

盲導犬になるためには、そのほとんどが血統で資質が決まってしまうほどの限られた才能の持ち主らしいのだが、一般の飼い犬ながら盲導犬になるための訓練を受けたクイールの一生を描いた感動のノンフィクション作品。

SHIN様の一言

実話ということで若干面白みに欠けた面はあったが、それでも笑わせるところではそれなりの演出があったと思う(それも事実の可能性あり)。

話自体は全体的にクイールの目線で描かれている感じ。犬の主観で物を見られる機会はなく、そういう映画も稀なので、その点では貴重な作品と言えるかもしれない。


ホテル ビーナス

監督 タカハタ秀太
脚本 麻生哲朗
主な出演者 草g剛,中谷美紀,香川照之,市村正親,パク・ジョンウ,コ・ドヒ

ストーリー

心に深い傷を抱えた人々が集まるホテル ビーナス。そこで住み込みで働いているチョナン(草g剛)は生きることの意味を見出せずにいた。

ある日流れ者風の男(ガイ=パク・ジョンウ)が幼い娘(サイ=コ・ドヒ)を連れてにやってきた。その日からホテル ビーナスの住人に少しずつ変化が起こり始めた。

SHIN様の一言

日本人が何人か出演しているが、全く日本語のシーンはない。そして、映画のほとんどがモノクロで進んでいく。これがカラーになるのはラストシーンのみ。

これはホテル ビーナスの住人の心を表現するものなのだろう。敢えてアナログの表現を用いることで、高度な心理描写が為されていることが素晴らしい。


恋愛適齢期

監督 ナンシー・マイヤーズ
脚本 ナンシー・マイヤーズ
主な出演者 ジャック・ニコルソン,ダイアン・キートン,キアヌ・リーヴス,フランシス・マクドーマンド,アマンダ・ピー

ストーリー

ハリー(ジャック・ニコルソン)は音楽業界の大御所で大富豪だが、63歳にして独身。彼が付き合うのは決まって30歳前の美女ばかり。

そんな彼だが、ガールフレンド(アマンダ・ピート)の家に招待された際に、ひょんなことからその母親(ダイアン・キートン)に恋心を抱く。しかし、その母親には想いを寄せる医師(キアヌ・リーヴス)がいた。

SHIN様の一言

「恋愛に年齢は関係あるのか?」というのがこの映画のテーマ。話自体も笑いあり、涙ありとなかなか面白い作りで、見ていてとても楽しめる作品だった。


TOPへ  映画の目次へ

inserted by FC2 system