映画のページ(2004年10月分)


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スクービー・ドゥー2/モンスターパニック
予言
感染
スウィングガールズ
ビッグ・フィッシュ
ヴァン・ヘルシング
ヴィレッジ
トゥー・ブラザーズ
華氏911

 

スクービー・ドゥー2/モンスターパニック

監督 ラージャ・ゴスネル
脚本 ジェームズ・ガン
主な出演者 フレディ・プリンゼ・Jr,サラ・ミシェル・ゲラー,マシュー・リラード,リンダ・カーデリニ,セス・グリーン

ストーリー

次々と難事件を解決し、全米のヒーローになっていたミステリー社。彼らの扱いはアイドル並みで、今や故郷に倒したモンスターたちの博物館ができたほど。

しかし、そこに謎のモンスターが現れ、ミステリー社は捕獲に失敗し、彼らの信用は一気にガタ落ちしてしまう。

SHIN様の一言

アメリカの人気アニメ「スクービー・ドゥー」の映画版第2弾。前回同様CGを駆使したコメディチックなストーリーを展開する。

ミステリー社のメンバーらの深い友情が笑いと感動を誘う名作。大人も子供も楽しめる作りが素晴らしい。


予言

監督 鶴田法男
原作 つのだじろう
脚本 高木登,鶴田法男
主な出演者 三上博史,酒井法子,堀北真希,小野真弓,鶴水瑠衣

ストーリー

里見英樹(三上博史)は、妻・綾香(酒井法子)と娘とともにドライブ中に、電話ボックスで古びた新聞を見つける。そこに掲載されている記事に目を通すとそれは自分の娘の死亡記事だった。

その直後娘は交通事故死したが、3年後妻と別れた里見は再び怪事件に巻き込まれ、その謎を探り始める。

SHIN様の一言

つのだじろうの「恐怖新聞」に基づくホラー作品だが、最後はちょっと泣ける作りだった。

併映の「感染」とは質の違う怖さだが、先に「感染」を見てからこの作品を見ると後味もかなり違ってくるのではないだろうか? 上映の順も演出者のこだわりがあったのだろうが、なかなか良い志向だったと思う。

※「感染」と併映


感染

監督 落合正幸
脚本 落合正幸
主な出演者 佐藤浩市,高嶋政伸,星野真里,真木よう子,木村多江,羽田美智子,南果歩,佐野史郎

ストーリー

経営危機に陥った病院で、医療ミスによる死者が発生。他にも謎の症状の患者が次々と発生し、外科医の秋葉(佐藤浩市)たちは困惑していく。

そんな中、謎のウイルスに冒された急患が運び込まれてくるが、やがてその患者が姿を消し、院内は大混乱していく。

SHIN様の一言

6人の監督の手掛ける「Jホラーシアター」の第1弾。病院を舞台に怪奇現象を描く作品で、見る者に恐怖を感じさせる。映像全体が蒼白い感じで、余計に雰囲気が出ていた。怖いもの見たさにはいい作品であろう。

※「予言」と併映


スウィングガールズ

監督 矢口史靖
脚本 矢口史靖
主な出演者 上野樹里,貫地谷しほり,本仮屋ユイカ,豊島由佳梨,平岡祐太,竹中直人,白石美帆

ストーリー

東北の田舎町のとある高校野球部の応援にブラスバンド部が行ったが、彼らが食べるはずだった弁当が届くのが遅れてしまった。補習をサボりたい友子(上野樹里)たちはその弁当を持っていくことにした。

しかし、その弁当を食べたブラスバンド部員たちは食中毒を起こしてしまい、代わりに友子たちがジャズの演奏をすることになる。

SHIN様の一言

「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督の作品ということで、友子たちにわざとらしいくらい次から次へと困難が襲い掛かるが、これはご愛嬌。それとは対照的に東北弁が妙に合っていたミスマッチが何とも言えない。

ストーリー的にも笑える所、泣ける所とあって退屈しない作りでよかった。


ビッグ・フィッシュ

監督 ティム・バートン
原作 ダニエル・ウォレス
脚本 ジョン・オーガスト
主な出演者 ユアン・マクレガー,アルバート・フィニー,ビリー・クラダップ,ジェシカ・ラング,ヘレナ・ボナム=カーター

ストーリー

何でもお伽話にして息子・ウィル(ビリー・クラダップ)に話していた父・エドワード(アルバート・フィニー)。ウィルはそんなエドワードに強い反発心を抱いていた。

やがて父親エドワードの危篤を知りウィルは帰郷したが、再会後も心がすれ違ったままだった。だが、ウィルはやがて父親の話に秘められた、真実を知ることになる。

SHIN様の一言

鬼才ティム・バートン監督の自信作。出演者も実力派揃いでまさにオールスターといった感じであった。

何でもお伽話に例える父親がいるので、彼の回想シーンでは映像がファンタジックになるが、そこがまた何とも言えず愉快。ストーリーとしても様々な展開があり、見ていて飽きない作品。


ヴァン・ヘルシング

監督 スティーヴン・ソマーズ
脚本 スティーヴン・ソマーズ
主な出演者 ヒュー・ジャックマン,ケイト・ベッキンセイル,リチャード・ロクスバーグ,デヴィッド・ウェンハム,シュラー・ヘンズリー

ストーリー

ローマ・バチカンにある秘密組織の命を受け、モンスター・ハンターとして生きるヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)。彼の次なるターゲットはトランシルバニアのドラキュラ(リチャード・ロクスバーグ)。

そこで代々ドラキュラを倒すために闘い続けてきた一族の末裔・アナ王女(ケイト・ベッキンセール)と出会う。ヘルシングは彼女と共に、運命を賭けた戦いに挑む。

SHIN様の一言

制作費100億円は下らないという超大作。ホラーとアクションの合作ということで、劇場内での迫力には凄まじいものがあった。

かと思えば、意外にコメディっぽい一面もあり、様々なジャンルの方に楽しんでもらえそうな作品。まさに「オールラウンドプレーヤー」といった感じであった。


ヴィレッジ

監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
主な出演者 ホアキン・フェニックス,ブライス・ダラス・ハワード,エイドリアン・ブロディ,ウィリアム・ハート,シガーニー・ウィーヴァー

ストーリー

1897年、ペンシルバニア州。森に囲まれ、外部から隔絶された村で暮らすルシアスら約60人の村人たちがいる。彼らは深い絆で結ばれていたが、そのためには3つの奇妙な掟を守らなければならなかった。

しかし、その村の盲目の少女・ウォーカー(ブライス・ダラス・ハワード)が恋人・ハント(ホアキン・フェニックス)の命を助けるために、その掟を破ってしまった。そこから思いもよらぬ惨劇が幕を開けることに…。

SHIN様の一言

『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督が、山奥の小さな村を舞台に描くスリラーもの。

ストーリー的にはかなり予想を超える展開が多いと言える。ふたを開けて見なければわからない面白さは物語としては言うことなしにいい。私もオススメできる作品です。


トゥー・ブラザーズ

監督 ジャン=ジャック・アノー
原作 ジャン=ジャック・アノー
脚本 ジャン=ジャック・アノー 、アラン・ゴダール
主な出演者 ガイ・ピアース,ジャン=クロード・ドレフュス,フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー,フレディー・ハイモア,マイ・アン・レー

ストーリー

カンボジアのジャングルにひっそりとたたずむ古い寺院で父トラと母トラと共に、トラの双子のサンガとクマルが暮らしていた。

ある日、そこへイギリスの有名な冒険家エイダン・マクロリー(ガイ・ピアース)一行が訪れ父トラを撃ち殺してしまった。 サンガとクマルはこの時離れ離れにされてしまい、おとなしいサンガは知事によって闘虎に仕立てられ、元気なクマルはサーカス団に売られてしまう。

SHIN様の一言

「子熊物語」の名匠、ジャン=ジャック・アノー監督が監督・原作・脚本・製作と4役をこなし、放つ感動の感動の超大作。

トラの双子の兄弟の性格が好対照なのはストーリー展開としてはありがちなパターンだが、訓練されているとは言え、よく30頭近いトラに演技をさせたものとただただ感心させられた。壮大なるシーンを表現できたのもまさにその賜物。まだ見ていない方は是非どうぞ!!


華氏911

監督 マイケル・ムーア
脚本 マイケル・ムーア
主な出演者 マイケル・ムーア,ジョージ・W・ブッシュ

ストーリー

マイケル・ムーアは'00年から大統領に就任したジョージ・W・ブッシュの足跡を追っていた。そのムーアにはやらなければならないことがあった。ブッシュを政権から引きずり下ろすことだ。なぜなら、ブッシュ政権はオサマ・ヴィン・ラディン氏と9・11の事件の前後に癒着があったからだ。

ムーアはブッシュ大統領とビンラディン一族のビジネス上での関係を検証し、9.11事件後にイラクとの戦争にいたった大統領の政策に疑問を投げかける。

SHIN様の一言

作品全体の作りは映画というよりドキュメンタリー。その構成自体に疑問を感じた。この映画を見ていて9.11事件の悲惨さは十分伝わってきたが、わざわざ映画館でやるような作品ではなかったように思う。ドキュメンタリーとしてならともかく、映画としては正直疑問符の付くところだろう。


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