映画のページ(2005年6月分)
監督 | リドリー・スコット |
脚本 | ウィリアム・モナハン |
音楽 | ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ |
主な出演者 | オーランド・ブルーム、エヴァ・グリーン、リーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズ、エドワード・ノートン |
ストーリー
父親が勇敢な騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)と知った鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)は、十字軍に入隊。バリアンは戦いに身を投じて、たくましい騎士に成長する。
だがバリアンはエルサレム王を助け、美しい王女シビラ(エヴァ・グリーン)と禁じられた恋に落ちてしまう。
SHIN様の一言
歴史物が得意なオーランド・ブルーム。超大作「パイレーツ・オブ・カリビアン」,「トロイ」に続いての大役だ。
今回は待望の主演だが、共演者も大物ぞろいのオールスターという印象。何千とエキストラを集めての戦闘シーンは大迫力という、超スペクタクルな作品に仕上がった。
監督 | ジョセフ・ルーベン |
脚本 | ジェラルド・ディペゴ |
音楽 | ジェームズ・ホーナー |
主な出演者 | ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト、ゲイリー・シニーズ、アルフレ・ウッダード、ライナス・ローチ |
ストーリー
9歳の息子を飛行機事故で亡くしたテリー(ジュリアン・ムーア)は、14ヶ月経っても立ち直れずにいた。
そんなある日写真やアルバムから息子の姿が消えていることに気がつく。 不審に思ったテリーは息子の捜索に乗り出す。
SHIN様の一言
『マネートレイン』のジョセフ・ルーベン監督が描く衝撃のスリラー。
映画の中でのアクションシーンが鮮烈。短い上映時間だったが、それがかえってスピーディーかつスリリングな展開を作り上げていた。全てを無駄なく使うさりげない演出は素晴らしかった。
監督 | アンディ・テナント |
脚本 | ケヴィン・ビッシュ |
音楽 | ジョージ・フェントン |
主な出演者 | ウィル・スミス、エヴァ・メンデス、ケヴィン・ジェームズ、アンバー・ヴァレッタ、ジュリー・アン・エメリー |
ストーリー
アレックス・ヒッチ(ウィル・スミス)は「デートのことなら僕におまかせ」のデート・コンサルタントであり、恋愛はお手のもので、これまで初心(うぶ)な男たちの恋愛をいくつも成就させてきた。
そんな中ゴシップ・コラムニストのサラ(エヴァ・メンデス)と出会って恋に落ちてしまったヒッチ。しかしヒッチは自分の恋にはなすすべがない。
SHIN様の一言
ウィル・スミスの軽快さが光った。相変わらずのコミカルな演技がこのロマンチック・コメディを引き立てている。
具体的には、他人の恋愛を成就させる男と自分の恋愛を成就できない二面性を見事に演出。人間そのものの描写とも言える表現がこの作品で完成したかにも思えた。
監督 | ジョン・パスキン |
脚本 | マーク・ローレンス |
音楽 | ランディ・エデルマン、ジョン・ヴァン・トンジェレン |
主な出演者 | サンドラ・ブロック、レジーナ・キング、ウィリアム・シャトナー、ヘザー・バーンズ、アーニー・ハドソン |
ストーリー
「ミス・アメリカコンテスト」の爆破を阻止したFBI捜査官グレイシー・ハート(サンドラ・ブロック)は、今や全米中の人気者。ところが、有名になり過ぎて潜入捜査には支障を来たし、おまけに同僚との恋もあっけない幕切れを迎え、公私共に大ピンチ!!
そこで心機一転、FBIのPR活動という新たな任務を引き受け、セレブ・ファッションに身を包んで“FBIの顔”として生まれ変わる。そんな時、親友でもあるミス・アメリカのシェリルが誘拐され、犬猿の仲のサム(レジーナ・キング)を相棒に捜査に乗り出す。
SHIN様の一言
この作品は4年前に第1作が作られて以来の作品だとか。
それ自体全く知らなかったが、今回は運河に沈んだ船の中にまで潜入するじゃじゃ馬ぶりを披露した。日本で言えば、「逮捕しちゃうぞ」をアメリカ版にしたものと考えればわかりやすいか。男勝りな表現で魅せてくれたサンドラ・ブロックとレジーナ・キングの演技に注目だ!!
監督 | 佐々部清 |
原作 | 浅倉卓弥 |
脚本 | 佐々部清 |
音楽 | 加羽沢美濃 |
主な出演者 | 吉岡秀隆、石田ゆり子、尾高杏奈、西田敏行、松坂慶子 |
ストーリー
暴漢に襲われる親子を助けたことで、左手の薬指の神経を断裂してしまった如月敬輔(吉岡秀隆)は、ピアニストの夢を断念した。
しかし敬輔は、暴漢から救った娘の千織(尾高杏奈)が持つ天才的な音楽の才能に気づき、彼女の美しいピアノ演奏とともに日本各地の施設を慰問して回っていた。敬輔はその施設で同級生の岩村真理子(石田ゆり子)との再会を果たす。
SHIN様の一言
「半落ち」の佐々部清監督が仕上げた感動作。ジャンルは別物だが、感動するという点では相違ない。
ストーリー的にはファンタジックなラブストーリーというところだが、主演の3人の役柄,人間模様の描写が秀逸であり、それが作品のクオリティーを上げている。思わず涙した方も多いのでは?
監督 | 村上正典 |
原作 | 中野独人 |
脚本 | 金子ありさ |
音楽 | 服部隆之 |
主な出演者 | 山田孝之、中谷美紀、国仲涼子、瑛太、佐々木蔵之介、木村多江 |
ストーリー
秋葉系ヲタク青年(山田孝之)、22歳。彼女いない歴、もちろん22年。そんな彼が、電車の中で酔っ払いに絡まれていた美女(中谷美紀)を助け、お礼にエルメスのティー・カップをもらう。
女性と話したことのない彼は、この出来事に舞い上がり、インターネットの掲示板の住人たちからアドバイスを受けることに。かくして「電車男」と呼ばれるようになった彼は、勇気を振り絞って「エルメスさん」を食事に誘う。
SHIN様の一言
インターネット上で実際にあった純愛ストーリーを初の映画化。ベストセラー小説にもなった話題作であることは今更言うまでもない。
主演の山田孝之は情熱的な役柄が多い中にあって、ヲタクを演じたこの作品ではハマリ役とも言えるが、演技の幅を広げるきっかけにもなったのではないだろうか?
ストーリー的にも笑いのツボを押さえたような内容になっていたので、観ている側としても飽きが来なかった。
監督 | クリント・イーストウッド |
原作 | F・X・トゥール |
脚本 | ポール・ハギス |
音楽 | クリント・イーストウッド |
主な出演者 | クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ジェイ・バルチェル |
ストーリー
ロサンゼルスで古いボクシングジムを営むフランキー(クリント・イーストウッド)は、タイトルマッチに挑戦寸前で、唯一の金のたまごでもある選手によそのジムに移籍され意気消沈していた。
そんな折、フランキーの前に女性ボクサー・マギー(ヒラリー・スワンク)が現れる。マギーはフランキーの指導を乞うが、昔気質のフランキーは女のボクサーを認めようとしない。
SHIN様の一言
映画の伝道師クリント・イーストウッドが74歳にして監督した作品。
映画全体の映像が暗く、少々見づらい面はあったが、それがストーリーに合ったハーモニーを醸し出している。フランキーの苦悩をその暗さが表現しているからだ。
さすがはベテランの監督。すべてを有効に使っていて、スキや無駄が一切ないところはさすがと言うべきだろう。
監督 | 鈴木清順 |
脚本 | 浦沢義雄 |
音楽 | 大島ミチル、白井良明 |
主な出演者 | チャン・ツィイー、オダギリジョー、薬師丸ひろ子、由紀さおり、山本太郎、美空ひばり(デジタル出演) |
ストーリー
美も富も名声も全て一番を追求するがらさ城城主の安土桃山は、ある日、手下でもある切支丹の予言者・びるぜん婆々による予言を聞いて唖然とした。その予言は、城主の世継ぎである彼の息子・雨千代(オダギリジョー)が間もなく父の美しさを凌ぐ、というものだった。自分の意にそぐわない者は妻でさえも追放した安土桃山は、雨千代も妻と同じく迷えば生きて帰れないという霊峰・快羅須山へ棄てることを決意。
だが、その謀略を運良く免れた雨千代。やがて彼は、わけあって唐の国から狸御殿に招かれている美しい狸姫(チャン・ツィイー)と出会い、たちまち恋に落ちるのだが、狸と人が恋に落ちてはいけないと言われていた。
SHIN様の一言
チャン・ツィイーとオダギリジョーが共演した、巨匠・鈴木清順監督によるオペレッタミュージカル映画。劇中に登場する美しい衣装の数々に目が奪われる。映画としては珍しい童話のような展開も嫌いではない。
デジタル出演している美空ひばりにも注目だ。