映画のページ(2005年7月分)
監督 | マイケル・ベイ |
脚本 | カスピアン・トレッドウェル=オーウェン、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー |
音楽 | スティーヴ・ジャブロンスキー |
主な出演者 | ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン |
ストーリー
近未来の巨大施設にて毎日規則的な生活を続ける入居者たち。その中にリンカーン(ユアン・マクレガー)とジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)もいた。地球は汚染されており、生き延びることのできた彼らは施設で守られているのだと、みな信じていた。施設から出られる道は1つ。汚染を逃れた「アイランド」へ移住することだけ。
ある日、ジョーダンが「アイランド」行きの抽選に当たった。しかし、その頃リンカーンは「アイランド」行きは死を意味するのだと知ってしまう。彼は、ジョーダンの手を取り施設を脱走する。
SHIN様の一言
クローン人間を支配する政府の組織という近未来型のSFアクション。実在しないだけストーリーだけに想像力を働かせて観ることができた。
主演はユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソンの2大スター。彼らの名演技がスリリングな内容のこの映画を更に引き立てていた。
監督 | リュック・ジャケ |
脚本 | リュック・ジャケ、ミシェル・フェスレール |
音楽 | エミリー・シモン |
声の出演 | ロマーヌ・ボーランジェ、シャルル・ベルリング、ジュール・シトリュク |
ストーリー
南極大陸に暮らす皇帝ペンギンの子作り,子育て,そして巣立つまでの子供たちの姿を追ったドキュメンタリー映画。
SHIN様の一言
内容は「ストーリー」の項目の通りだが、「華氏911」の時にも触れたが、ドキュメンタリーものをわざわざ映画館で流すことの意義がない。内容以前に日本でそのような前衛的な作風がまだ受け入れられていないような気がする。
内容的には自然の過酷さ、ペンギンの可愛らしさは伝わってきたので、悪くはないと思うのだが…。
監督 | チョン・ユンチョル |
脚本 | ユン・ジノ、ソン・イェジン、チョン・ユンチョル |
音楽 | キム・ジュンソン |
主な出演者 | チョ・スンウ、キム・ミスク、イ・ギヨン、ペク・ソンヒョン、アン・ネサン |
ストーリー
母親のキョンスク(キム・ミスク)は、5歳児並みの知能しかない20歳のチョウォン(チョ・スンウ)の長所を何とか伸ばしたいと考えていた。
キョンスクはチョウォンにマラソンをさせて、“走り”の才能を磨かせようと、かつての有名ランナーで、今は飲んだくれのチョンウク(イ・ギヨン)にコーチを依頼する。
SHIN様の一言
実話に基づくチョ・スンウ主演の感動作。韓国では社会現象まで巻き起こした作品らしい。
泣き笑いの激しい映画ではあったが、主演・チョ・スンウの巧みな演技とキム・ミスクの熱演が光る。特にキム・ミスクは22年ぶりのスクリーン復帰だったとのことで、その熱意がスクリーンを通してでもしっかりと伝わってきた。
監督 | 成島出 |
原作 | 金城一紀 |
脚本 | 金城一紀 |
音楽 | 安川午朗 |
主な出演者 | 岡田准一、堤真一、須藤元気、星井七瀬、松尾敏伸 |
ストーリー
自分の娘(星井七瀬)を傷つけた石原という高校生に復讐するため、包丁を持って学校に乗り込んだおっさん(堤真一)がいた。しかし高校を間違え、そこで出会ったスンシン(岡田准一)に一発でのされて気絶してしまう。
事情を知ったスンシンは、おっさんに特訓をすることを提案。おっさんはそれを受け入れるが、その特訓は半端ではなく、過酷を究める。
SHIN様の一言
「GO」で有名な金城一紀先生原作の作品を、「油断大敵」の成島出先生が監督したという製作側も豪華なこの作品。
映画自体の内容も、必死さの中に笑いのシーンを盛り込み、最後はホロリとくるような作りで一粒で三度おいしい構成。岡田准一と堤真一のコミカルなやり取りにも是非注目してもらいたい。
監督 | 秋山貴彦 |
脚本 | 秋山貴彦、米村正二、末谷真澄 |
音楽 | 千住明 |
主な出演者 | 中村雅俊、本郷奏多、多部未華子、堀北真希、小林涼子 |
ストーリー
母を事故で亡くし、そのショックからリハビリを拒否し、車椅子で生活をするサトル(本郷奏多)。不登校になった彼のために、父親(中村雅俊)はロボットを開発した。
サトルはそのロボットを遠隔操作して、代理登校を始める。しかし、そのロボットは転入した先のクラスメイトにいじめられる。
SHIN様の一言
この映画のテーマはヒトとヒトとのつながり。ロボットという媒体を通してその様を秀逸に描いた心温まるお話だ。
メガフォンを取ったのは、この映画が処女作となる秋山貴彦先生。初監督作品でロボットを使っていることから、インパクトのある作りに力の入れ様が出ていたようにも思う。
監督 | 手塚昌明 |
原作 | 福井晴敏 |
脚本 | 竹内清人、松浦靖 |
主な出演者 | 江口洋介、鈴木京香、鹿賀丈史、北村一輝、綾瀬はるか |
ストーリー
陸上自衛隊の人工磁場発生器の実験中に事故が発生し、的場一佐(鹿賀丈史)率いる精鋭部隊が460年前の戦国時代にタイムスリップしてしまった。
仲間を救い出し、歴史を修正するために的場の元部下で元自衛隊の鹿島(江口洋介)と事故を引き起こしてしまった神崎(鈴木京香)はロメオ隊とともにタイムスリップを敢行する。
SHIN様の一言
時代劇にフィクションをドッキングさせた新しい発想の時代劇だが、実際には80年台にヒットした「戦国自衛隊」をリメイクした作品だ。
原作者は「ローレライ」などでお馴染みの福井晴敏先生。戦闘モノがお得意なようですが、明らかにフィクションであるこの作品だからこその自由で大胆な構成が目を引き付けた。
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
原作 | H・G・ウェルズ |
脚本 | デヴィッド・コープ、ジョシュ・フリードマン |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
主な出演者 | トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ジャスティン・チャットウィン、ミランダ・オットー |
ストーリー
異変は、アメリカ東部の町に起こった。立ちこめる暗雲から稲妻がほとばしり、落雷地点が脈打つように震動する。地中深くから巨大な三本足の“物体”が姿を現し、人間を手当たり次第に抹殺し始めたのだ。
一部始終を目撃した港湾労働者のレイ(トム・クルーズ)は、別れた妻から預かった息子と娘、ロビー(ジャスティン・チャットウィン)とレイチェル(ダコタ・ファニング)を連れて町を脱出。安全な場所を探して車を走らせるが、“物体”は世界各地に同時多発的に出現していたのだった。人類が初めて体験する宇宙からの侵略。最期の時を前に、人々はただ怯えることしかできない。
SHIN様の一言
1953年のオリジナル「宇宙戦争」が、スピルバーグ監督とトム・クルーズらの主演で半世紀ぶりに復活した。
「全世界同時公開」と銘打って6月29日より公開されたが、制作費に1億3300万ドル(約138億円)もかかったという力の入れ様。そのくらい価値ある作品に仕上がったが、アメリカならではのダイナミックなSF超大作はたまらない。