映画のページ(2005年9月分)


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NANA
チャーリーとチョコレート工場
愛についてのキンゼイ・レポート
Be Cool/ビー・クール
容疑者 室井慎次

 

NANA

監督 大谷健太郎
原作 矢沢あい
脚本 浅野妙子、大谷健太郎
音楽 上田禎
主な出演者 中島美嘉、宮崎あおい、成宮寛貴、松山ケンイチ、平岡祐太、松田龍平、玉山鉄二

ストーリー

東京にいる恋人のもとへ向かう小松奈々(宮崎あおい)は、列車で隣の席に座った、同い年、同じ名前の少女・大崎ナナ(中島美嘉)と運命的に出会う。2人はやがて意気投合するが、一度東京駅で別れる。

しかし引越し先で偶然再会し、共同生活をすることになった2人。楽しい日々が続くが、ナナには悲しい秘密があった。

SHIN様の一言

矢沢あい先生の原作を映画化したもの。少年少女の青春模様を描いた作品だけに若者ウケする作品で、興行収入は「世界の中心で、愛をさけぶ」を抜いて、早くも第2弾の製作が決定したほど。

映画初挑戦で主演に大抜擢された中島美嘉の演技にも注目したい。


チャーリーとチョコレート工場

監督 ティム・バートン
原作 ロアルド・ダール
脚本 ジョン・オーガスト
音楽 ダニー・エルフマン
主な出演者 ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター、ノア・テイラー

ストーリー

家が傾くほど貧しい家に、チャーリー・バケット少年(フレディ・ハイモア)は失業中の父(ノア・テイラー)と母(ヘレナ・ボナム=カーター)、そして寝たきりの老人4人の7人で暮らしていた。そのチャーリー少年の家の近くには世界で一番大きなチョコレート工場があった。

主であるウォンカは、チャーリーら5人の子供たちをその工場に招待する。

SHIN様の一言

40年以上も世界でベストセラーになっている作品を映画化したもの。その物語らしく、起承転結のしっかりとした作りで、本になる理由もうなずける。

主演のジョニー・ディップとフレディ・ハイモアの演技もかなりのもの。ティム・バートン監督と共にファンタジックな世界を演出してくれた。


愛についてのキンゼイ・レポート

監督 ビル・コンドン
脚本 ビル・コンドン
音楽 カーター・バーウェル
主な出演者 リーアム・ニーソン、ローラ・リニー、クリス・オドネル、ピーター・サースガード、ティモシー・ハットン

ストーリー

インディアナ大学の助教授キンゼイ(リーアム・ニーソン)は助手たちに、アメリカ各地を一緒に訪問し、個別面接で「性」のデーターを収集するよう命じる。助手たちはキンゼイと面接の方法を試行錯誤するが…。

SHIN様の一言

R-15指定。その内容を考えれば当然と言える。

この映画のテーマは単なる「SEX」ではなく、「SEX」を考えるところにある。観ている側に疑問を投げ掛けた作品というのは、これまであまりなかった気がする。そこにキンゼイ助教授の苦悩を盛り込むことでストーリーも出来上がり、個人的には映画の新境地を切り開いた作品になったと思う。


Be Cool/ビー・クール

監督 F・ゲイリー・グレイ
原作 エルモア・レナード
脚本 ピーター・スタインフェルド
音楽 ジョン・パウエル
主な出演者 ジョン・トラヴォルタ、ユマ・サーマン、ヴィンス・ヴォーン、ダニー・デヴィート、ハーヴェイ・カイテル、クリスティーナ・ミリアン

ストーリー

映画業界で成功した元ギャングのチリ(ジョン・トラヴォルタ)。

ある日、音楽レーベルを営む旧友トミーの死を知った彼は、トミーの妻イーディ(ユマ・サーマン)と共に無名の歌手リンダ(クリスティーナ・ミリアン)を育てることに。だが、チリは殺し屋に命を狙われ始める。

SHIN様の一言

1995年に大ヒットした『ゲット・ショーティ』の続編で、音楽業界を舞台に裏社会の住人の巻き起こす騒動を描いたコメディ映画。

主演のジョン・トラヴォルタ,ユマ・サーマンの2人は大物だが、その他にも至る所で大物がエキストラで出演するという豪華な面々ゆえ、見逃したら損をした気分になりそうだ。


容疑者 室井慎次

監督 君塚良一
脚本 君塚良一
音楽 松本晃彦
主な出演者 柳葉敏郎、田中麗奈、哀川翔、八嶋智人、佐野史郎、筧利夫、真矢みき

ストーリー

2005年2月某日、警視庁・室井管理官(柳葉敏郎)が、自らが指揮をとった殺人事件の捜査の責任をとらされ、逮捕されてしまう。

室井の弁護についたのは、津田法律事務所の新米・小原久美子(田中麗奈)。名うての弁護士集団を率いる灰原弁護士(八嶋智人)を相手に、久美子は室井の釈放に奔走するが、その頃警察機構内では意外な思惑が交差していた。

SHIN様の一言

交渉人 真下正義」に続く「踊る大捜査線」のスピンオフシリーズ第2弾。今回の主役は柳葉敏郎演じる室井慎次だ。

この作品では仕事熱心なあまり逮捕されてしまい、映画全体の雰囲気もちょっと重く感じた。そのため満足度という点ではいまいちだったが、それが室井らしさと言えるかも知れない。静寂の中に室井を表現したという点では、十分に及第点だ。


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