映画のページ(2005年11月分)


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ハリー・ポッターと炎のゴブレット
大停電の夜に
同じ月を見ている
ALWAYS/三丁目の夕日
春の雪
私の頭の中の消しゴム
8月のクリスマス

 

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

監督 マイク・ニューウェル
原作 J・K・ローリング
脚本 スティーヴ・クローヴス
音楽 パトリック・ドイル
主な出演者 ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、トム・フェルトン、スターニスラフ・イワネフスキー

ストーリー

ハリーポッター(ダニエル・ラドクリフ)はホグワーツ魔法魔術学校の4年生になっていた。そこでは、クディッチの“三大魔法学校対抗試合”が行なわれるため、他校から大勢の生徒たちがやってきていた。

本来なら17歳以上の生徒しか出場できないのだが、何者かの策略によって、ハリーも選手として、危険な戦いに挑むことになる。

SHIN様の一言

世界中で大人気のハリーポッターシリーズの第4弾。多くのファンに待たれた待望の作品である。

ハリーたち3人は今まで通りのキャストで続投しているが、初期の頃より大人になっており、作品そのもののクオリティーも上昇した感じだ。

ストーリーも魔法も毎度のように新しい展開を見せるこの作品。観客を飽きさせないようにするための演出も充分で、私も思わず釘付けになってしまった。


大停電の夜に

監督 源孝志
脚本 相沢友子、源孝志
音楽 菊地成孔
主な出演者 豊川悦司、田畑智子、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ、阿部力、井川遥、宇津井健淡島千景、本郷奏多、香椎由宇

ストーリー

あるクリスマスイヴの夜、東京で大停電が起きてしまった。

そんな中で12人の男女がそれぞれの大切な人のことを思い行動し、彼らの気持ちが交錯しながら夜が進んでいく。

SHIN様の一言

6組の男女が大停電という緊急事態に見せた行動が見もの。いくつもの話が同時進行しているが、人間関係がわかってくればかなり面白い作品ではあると思う。

東京中が真っ暗になる設定のため、上映中の映像は暗いはずなのだが、ろうそくの火などできれいに見えるのが幻想的。映像美にも酔いしれたい作品だ。


同じ月を見ている

監督 深作健太
原作 土田世紀
脚本 森淳一
音楽 藤原いくろう
主な出演者 窪塚洋介、エディソン・チャン、黒木メイサ、山本太郎、松尾スズキ

ストーリー

10歳の時に出会った恋人・エミ(黒木メイサ)の病を治したい一心で医者の道を歩む青年・熊川鉄矢(窪塚洋介)。

そんなある日、2人はエミの父親を死に至らしめた山火事事件の犯人・ドン(エディソン・チャン)が刑務所から脱走したという話を耳にする。

SHIN様の一言

心に傷を負った3人の青年を描いた作品。いずれも実力派だが、窪塚洋介の復帰作ということで特に注目していた。

相変わらずクールな配役であったが、それ以上に手術中の患者の体内が映っていたことに驚いた。生でそういう物を見せられたことで気持ち悪くなってしまった。ストーリー以前の問題として、そういうことをもう少しPRしておいてもよかったのではないだろうか?


ALWAYS/三丁目の夕日

監督 山崎貴
原作 西岸良平
脚本 山崎貴、古沢良太
音楽 佐藤直紀
主な出演者 吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希、須賀健太、三浦友和

ストーリー

個性豊かな住人が暮らす、昭和33年の東京・夕日町三丁目。

そこにある鈴木オートに青森から上京した六子(堀北真希)が就職。大企業を期待していた彼女は、鈴木オートが自動車修理工場だと知り落胆してしまう。

また向かいには駄菓子屋をやりながら小説家を目指している茶川(吉岡秀隆)は、成り行きで見ず知らずの子供(須賀健太)を引き取る羽目になった。

SHIN様の一言

昭和30年代の東京を舞台に、夕日町3丁目での平凡な日常を描いた異色の作品。

上映時間は2時間ちょっとだが、その中で様々なストーリーが繰り広げられており、内容的には1クールのドラマにもしていいくらいの濃厚さであった。時間以上の充実が感じられた。

またストーリーの進行中に徐々に東京タワーが作られていく様も、時の流れを表すためのこの作品ならではの演出だろう。


春の雪

監督 行定勲
原作 三島由紀夫
脚本 伊藤ちひろ、佐藤信介
音楽 岩代太郎
主な出演者 妻夫木聡、竹内結子、高岡蒼佑、スウィニット・パンジャマワット、アヌチット・サパンポン

ストーリー

侯爵家の息子・清顕(妻夫木聡)と伯爵家の令嬢・聡子(竹内結子)は互いに恋心を抱いていた。だが不器用な2人はすれ違ってしまう。

やがて聡子は宮家の王子と婚約。ようやく彼女への深い愛に気づいた清顕は、聡子と密会を重ねるようになる。

SHIN様の一言

三島由紀夫の名作を「世界の中心で、愛をさけぶ」行定勲の監督で送る大作。主演も妻夫木聡に竹内結子という期待の若手を起用しているところだけでも、この作品にかける意気込みが伝わってきた。

私が目を引いたのは妻夫木聡の役柄。今までどちらかと言えば熱血漢の役が多いイメージだったが、この作品では冷酷な役に徹し切っていた。思わず竹内結子演じる聡子に感情移入してしまうような名演技であった。


私の頭の中の消しゴム

監督 イ・ジェハン
脚本 イ・ジェハン
主な出演者 チョン・ウソン、ソン・イェジン、ペク・チョンハク

ストーリー

お嬢様育ちのスジン(ソン・イェジン)と、建築現場で働くチョルス(チョン・ウソン)は恋に落ち、やがて結婚する。

2人はさまざまな困難を乗り越えて一層愛を深めていくが、やがてスジンはアルツハイマー病だと診断されてしまう。

SHIN様の一言

人気韓流スターのチョン・ウソンとソン・イェジンの共演で送る感動の作品。

病気という媒体を通して純愛をも描いた贅沢な作品だが、病気と純愛の両方を同時にモチーフにした作品はあまりないような気がする。そこがこの映画のすごさではないだろうか?

必ずしも評判がいいとは言えなかったようだが、私個人としては非常に好きな作品である。


8月のクリスマス

監督 長崎俊一
脚本 長崎俊一
音楽 山崎まさよし
主な出演者 山崎まさよし、関めぐみ、井川比佐志、西田尚美、大倉孝二

ストーリー

小さな写真館を営む寿俊(山崎まさよし)は、重病に冒され死が近いことを周囲に隠していた。

そんな中、彼は写真館を訪れた小学校の臨時教員・由紀子(関めぐみ)と親しくなる。だが、気持ちを伝えられない2人はすれ違い始める。

SHIN様の一言

山崎まさよしの演技は私自身初めて観た。主演ということでどうなのかと思ったが、それなりに形にはなっていたと思う。

ただ台詞の少ない映画なのでバックミュージックも重要だったのだが、バックミュージックも少なかったのがやや不満。その分演技を見ることはできたが、シチュエーションを盛り上げるための演出はもう少しあっても良かったと思う。


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