映画のページ(2006年4月分)


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連理の枝
ナニー・マクフィーの魔法のステッキ
プロデューサーズ
エミリー・ローズ
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
ベロニカは死ぬことにした
SPIRIT
子ぎつねヘレン

 

連理の枝

製作国・地域 韓国
上映時間 107分
監督 キム・ソンジュン
脚本 キム・ソンジュン
主な出演者 チェ・ジウ、チョ・ハンソン、チェ・ソングク、ソ・ヨンヒ、ソン・ヒョンジュ

ストーリー

息苦しい病院を抜け出したヘウォン(チェ・ジウ)は、柔らかい雨とさわやかな空気を体いっぱいに受け止めていた。

その時若い事業家(チョ・ハンソン)と出会い、恋に落ちるたが、2人が永遠に一緒にいることは、叶いようのない願いだった。

SHIN様の一言

チェ・ジウとチョ・ハンソン。おなじみの韓流スター2人の主演で送るこの作品。キャストで注目を集めたような面もある。

しかし内容のある107分でもあった。ストーリー全体がゆっくり流れていく感じで、実際以上に時間を費やした印象。それだけ内容のある作品だったと言えるのかも…。


ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

製作国・地域 アメリカ/イギリス/フランス
上映時間 98分
監督 カーク・ジョーンズ
原作 クリスティアナ・ブランド
脚本 エマ・トンプソン
音楽 パトリック・ドイル
主な出演者 エマ・トンプソン、コリン・ファース、ケリー・マクドナルド、アンジェラ・ランズベリー、セリア・イムリー

ストーリー

妻を亡くしたブラウン氏(コリン・ファース)には長男のサイモン(トーマス・サングスター)を筆頭に7人の子供がいた。やんちゃな彼らは17人目にもなる子守りも追い出すことに成功した。

仕方なくブラウン氏は新しい子守りを依頼。すると家にはナニー・マクフィー(エマ・トンプソン)がやってきた。子供たちはナニーも追い出そうとするが…。

SHIN様の一言

イギリスの児童書「ふしぎなマチルダばあや」を基にファンタジー映画化したのがこの作品だそうだ。

短い時間だったが、内容は豊富。笑いあり、ロマンスあり、教訓ありのストーリ−。伝えたいこともはっきりわかったのが良かった。


プロデューサーズ

製作国・地域 アメリカ
上映時間 134分
監督 スーザン・ストローマン
脚本 メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
主な出演者 ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル、ゲイリー・ビーチ

ストーリー

1959年のニューヨーク。落ちぶれた大物演劇プロデューサー・マックス(ネイサン・レイン)の事務所に会計士のレオ(マシュー・ブロデリック)が訪れた。

帳簿を調べたレオが、ショウがこけたほうがお金が儲かるという摩訶不思議な事実に気づいたことで、マックスのやる気が充満。レオを巻き込み、大金をせしめようと、”初日=楽日”を目指す史上最低のミュージカルのプロデュースが始まった。

SHIN様の一言

1969年の傑作コメディを映画としてリメイクしたこの作品。ミュージカルではトニー賞12部門受賞に輝いたのだとか。

しかし映画として面白いかと言われれば、正直微妙な感じ。ストーリーはアメリカで製作されたということでならではの発想だが、ストーリー重視の映画では本当の良さはわからないのかも知れない。


エミリー・ローズ

製作国・地域 アメリカ
上映時間 120分
監督 スコット・デリクソン
脚本 ポール・ハリス・ボードマン、スコット・デリクソン
音楽 クリストファー・ヤング
主な出演者 ローラ・リニー、トム・ウィルキンソン、キャンベル・スコット、ジェニファー・カーペンター、コルム・フィオール

ストーリー

19歳の女子大生エミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)が怪死した。彼女の悪魔ばらいを行ったムーア神父(トム・ウィルキンソン)は、死の原因を作ったとして過失致死罪で起訴される。

そんな中、有能な女性弁護士エリン・ブルナー(ローラ・リニー)は、教会の依頼でムーア神父の弁護を担当することになるが…。

SHIN様の一言

悪魔ばらいの儀式後に、謎の死を遂げた少女エミリー・ローズの死をめぐる衝撃のノンフィクション作品。ポスターには売り文句として、「その裁判は初めて悪魔の存在を認めた」とあった。

言わば鑑賞者に問いかける部類の作品と言える。物理的には立証できない無念の死を遂げたエミリーの事件を認めさせようと奮闘したローラ・リニー演じるエリン・ブルナーの熱演に思わず拍手を送りたくなるような作品だ。


ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

製作国・地域 アメリカ
上映時間 140分
監督 アンドリュー・アダムソン
原作 C・S・ルイス
脚本 アンドリュー・アダムソン、クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー、アン・ピーコック
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
主な出演者 ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、ジョージー・ヘンリー、ティルダ・スウィントン

ストーリー

第2次大戦下のイギリス。ロンドンの空襲を逃れ、田舎に住む教授の家にやってきたペベンシー家の4人兄妹。

ある日、末っ子のルーシー(ジョージー・ヘンリー)が空き部屋にある古い衣装だんすにかけられていた毛皮のコートを押しのけると、そこは異世界だった。

SHIN様の一言

イギリスの名作家・C・S・ルイスの原作「ナルニア国物語」の全7巻を映画化した三部作の柿落としとなったこの作品。世間から大いに注目された作品だが、見事に期待に応えてみせた。

ストーリーこそありがちなものではあったが、実際それを表現するとなるとああも盛大になるものかと関心されられるばかり。大自然をバックに描かれた冒険はそれだけでスケールの大きさを感じさせてくれた。言うことなくいい仕上がりだった。


ベロニカは死ぬことにした

製作国・地域 日本
上映時間 107分
監督 堀江慶
原作 パウロ・コエーリョ
脚本 筒井ともみ
音楽 アンドレア・モリコーネ
主な出演者 真木よう子、イ・ワン、風吹ジュン、中嶋朋子、荻野目慶子

ストーリー

平凡で退屈な毎日に嫌気がさしたトワ(真木よう子)は、ある日薬を大量に飲んで自殺を図るが失敗する。

目が覚めるとそこは、社会から完全に隔離された奇妙な病院だった。

SHIN様の一言

ジャンル的には生き方を見つめ直すヒューマンドラマ。しかし全体の構成はホラーのように暗い映像で為されている。それが特徴と言えば特徴である。

ストーリー的な見どころは真木よう子のヌードシーンや、イ・ワンの出演など。あまり話題には登らなかったが、広い視野で見られれば面白い作品。


SPIRIT

製作国・地域 香港/アメリカ
上映時間 103分
監督 ロニー・ユー
脚本 クリスティン・トー、クリス・チョウ
主な出演者 ジェット・リー、中村獅童、スン・リー、原田眞人、ドン・ヨン

ストーリー

武道に憧れて天津一の挌闘家になったフォ(ジェット・リー)は、その高慢な人格が災いして、悲劇のどん底へと突き落とされてしまう。

すべてを捨て流れ着いた辺境の村で農夫として働き始めた彼は、本当の強さとは何かを悟るのだが、そんな彼に史上初の異種挌闘技戦が待ち受けていた。

SHIN様の一言

「HERO」,「LOVERS」を手がけたプロデューサーのビル・コンが、またまたアクションものに挑んだのがこの作品。ジェット・リーの演技も相変わらず素晴らしい。

しかしそれ以上に注目したのが中村獅童の演技。アクションものに挑戦したのは恐らく初めてだと思うが、ジェット・リーに劣らぬほどの迫真であった。映画全体での双璧を為す存在感に”プロ”を感じた。


子ぎつねヘレン

製作国・地域 日本
上映時間 108分
監督 河野圭太
原作 竹田津実
脚本 今井雅子
音楽 西村由紀江
主な出演者 大沢たかお、松雪泰子、深澤嵐、小林涼子、田波涼子

ストーリー

太一(深澤嵐)は海外にいるカメラマンの母(松雪泰子)に、恋人で動物診療所の獣医をしている矢島(大沢たかお)の元に預けられていた。

毎日寂しい思いをしてる太一は、ある日一匹の子ぎつねと出会う。太一は矢島にその子ぎつねを飼ってもいいかとお願いする。

SHIN様の一言

大自然の中で繰り広げられるストーリー。それだけでも十分癒される作品だ。

キャストも子ぎつねのことばかり考える太一、自由奔放な母親、一見堅物だが根は優しい獣医の矢島とバラエティーに富んでいることで、映画全体もカラフルな仕上がりになった印象だった。


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