映画のページ（2006年５月分）

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ナイロビの蜂
テニスの王子様
明日の記憶
嫌われ松子の一生
夢駆ける馬ドリーマー
寝ずの番
チェケラッチョ
キャッチ・ア・ウェイブ
クレヨンしんちゃん／伝説を呼ぶ踊れ！アミーゴ！
デュエリスト
アイスエイジ２
名探偵コナン／探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）

ナイロビの蜂

ストーリー

アフリカのナイロビでイギリスの外交官として働くジャスティン（レイフ・ファインズ）は、ある日、弁護士で救援活動家の美しい妻テッサ（レイチェル・ワイズ）を殺されてしまう。

失意の中、ジャスティンは、妻が追っていた事件がイギリスの薬品メーカーによる現地の人々を使った人体実験であることを突き止める。

SHIN様の一言

『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が、冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの原作を映画化した作品。

『ナイロビの蜂』というタイトルはかなり変わっているが、夫が妻のために必死になる様を表現したもの。イギリス独特の表現がまた心憎い。

テニスの王子様

ストーリー

天才テニス少年の越前リョーマ（本郷奏多）は、テニスの名門校、青春学園中等部に編入する。

リョーマはテニス部に入部するが、そこは全国区の実力を誇る部長の手塚国光（城田優）をはじめ、個性豊かな実力派の先輩がいた。クールな態度で反感を買うリョーマだったが、圧倒的なセンスで 1年生で初のレギュラー入りを果たす。

SHIN様の一言

人気コミック作品の「テニスの王子様」の実写版。新鋭監督アベユーイチがメガホンを取り、ひたむきな情熱をテニスに注ぐ若者たちの姿を熱く描く。

作品全体もコミックに忠実な作り。そこにスクリーン独特の迫力も加わって、素晴らしい作品に仕上がっていた。

明日の記憶

ストーリー

広告代理店に勤める佐伯雅行（渡辺謙）は、平凡だが幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然若年性アルツハイマー病に襲われてしまう。あらゆる事柄をメモに取り、病魔と必死に闘い始める夫を、懸命に受け止め、慈しみ、いたわる妻（樋口可南子）。彼女は共に病と闘い、来るべき時が来るまで妻であり続けようと心に決めるが…。

SHIN様の一言

主演の渡辺謙がエグゼクティブプロデューサーとして企画した話題作。アルツハイマーにかかってしまった男を好演する。

テーマが病気なので重い内容になってしまったが、逆にそれが深刻さを表現しており、いい味を醸し出している。お客さんに訴えかけるような作風に好感が持てた。

嫌われ松子の一生

ストーリー

昭和22年・福岡県大野島生まれの川尻松子（中谷美紀）は、お姫様みたいに幸せな人生に憧れていた。

しかし、20代で教師をクビになり、エリート街道から転落、家を飛び出して風俗嬢になってしまう。その上ヒモを殺害して刑務所へ送られ、壮絶な不幸の連続にまみれた波乱万丈の人生を送ることになる。

SHIN様の一言

『下妻物語』の中島哲也監督が、山田宗樹の同名ベストセラー小説を映画化した異色のシンデレラストーリー。壮絶で不幸な日々を過ごしながらもハッピーな人生を目指して奮闘する、川尻松子の波乱万丈な生き様をつづっている。

出演者に豪華俳優陣を多数起用。映画の至る所で登場しており、そんな所に着目してみるのも面白いかも知れない。

夢駆ける馬ドリーマー

ストーリー

厩舎を経営する元騎手ベン（カート・ラッセル）は、資金繰りに苦しむ中、有力馬主から頼まれた牝馬ソーニャドールに希望を託す。しかし、娘のケール（ダコタ・ファニング）と一緒に出向いたレースで、ソーニャドールは転倒し、骨折してしまう。

馬主から殺すよう命じられるが、ベンは自分のギャラでソーニャドールを買い取ることを決意する。

SHIN様の一言

感動の実話を基に、元騎手の父親を持つ少女と骨折して再起不能になった馬の心温まる交流を描いたヒューマンドラマ。

主人公のヒロインにダゴタ・ファニングを起用。監督にはジョン・ゲイティンズと内容の濃い作品に仕上がっていた。

寝ずの番

ストーリー

100年に1人といわれた稀代の噺家で上方落語界の重鎮である笑満亭橋鶴（長門裕之）は、臨終の時を迎えようとしていた。弟子たちが見守る中、一番弟子の橋次（笹野高史）が死にゆく師匠に最期の願いを聞くが、呆気に取られる珍妙な答えが返ってきた。驚きつつも橋次は、弟子の橋太（中井貴一）に指示を出すが…。

SHIN様の一言

俳優の津川雅彦が、偉大なる映画人である祖父のマキノ省三、叔父のマキノ雅弘からマキノ性を襲名し、マキノ家3代目監督マキノ雅彦として初メガホンを取った意欲作。

故・中島らもの人情喜劇を原作に、お通夜の席で寝ずの番をする故人ゆかりの人々の人間模様をシュールに描いている。作品の中に笑いあり涙ありの盛り沢山の内容だ。

チェケラッチョ！！

ストーリー

平凡な高校生の透（市原隼人）、暁（柄本佑）、哲雄（平岡祐太）の3人と、透に淡い想いを寄せる唯（井上真央）は、沖縄のインディーズ・バンド“ワーカホリック”のライヴを目撃して音楽に目覚める。

ほどなくヒップホップ・バンドを組むが、ひょんなことからワーカホリックの前座としてステージに立つことになる。

SHIN様の一言

一言で言えば、「青春」を描いた映画。若手俳優陣を多数起用して、若さを目一杯表現していた。

舞台は沖縄。その独特な雰囲気もしっかりと映画に加えられ、はちゃめちゃな中にも味を感じさせる仕上がりになっていた。

キャッチ・ア・ウェイブ

ストーリー

大洋（三浦春馬）、小林（木村了）、田口（濱田岳）の高校生３人組は夏休みを利用し、湘南にある田口の親の別荘で優雅な夏休みを満喫することにしていた。

しかし、別荘の鍵を失くしてしまった彼らは、浜辺で出会った怪しげな中年男性、デューク川原（竹中直人）が経営するサーフショップで住み込みのバイトを始めることになる。

SHIN様の一言

青春を謳歌する若者たちのサーフィンの物語。ストーリーを通してサーフィンの魅力が伝わってくる作りになっている。

ストーリーに多少無理はあったが、そこはベテラン俳優・竹中直人の腕でカバー。何とも個性的な出来映えであった。

クレヨンしんちゃん／伝説を呼ぶ踊れ！アミーゴ！

ストーリー

しんのすけが暮らすカスカベに、謎の“そっくり人間”が知らないうちにカスカベ市民とすり替わる“世界サンバ化計画”という脅威が迫っていた。その恐ろしい魔の手は野原一家にも及び、みさえやひろしの“そっくり人間”まで出現した。

しんのすけは“ホンモノの家族”を守るため、いつも以上におケツに力を込めるのだった。

SHIN様の一言

アニメ「クレヨンしんちゃん」の映画シリーズ第14弾。正直よく続いていると思うし、ネタ切れしないのに感心するやら呆れるやら…。

独自のスタンスで描かれる作風も相変わらず。毎回旬なゲストが出演しているが、そこに注目してみるのも面白いかも…。

デュエリスト

ストーリー

朝鮮王朝時代。国中を揺るがす大規模な偽金事件が発生した。その背後に潜む陰謀を暴くため、若い女刑事ナムスン（ハ・ジウォン）は極秘捜査に身を投じていた。

武術にも長けたナムスンは、市場での潜入捜査中に悲しい目をした謎の刺客（カン・ドンウォン）と運命的に出会う。ナムスンは宿敵であるはずの男に惹かれ、切ない想いを募らせていく。

SHIN様の一言

当たり前だが、映画とは人の生き様を描くものである。

その点において、ハ・ジウォン演じる主人公ナムスンがいかに刑事と言えども人間かが表現されていた。ありがちなパターンと言えばそれまでかも知れないが、それだけに映画の原点に帰れるような作品。評価は分かれそうだが、私自身は悪くないと思った。

アイスエイジ２

ストーリー

優しくて力持ちのマンモスのマニー、お調子者だが憎めないナマケモノのシド、強面で強気なサーベルタイガーのディエゴの３匹は、悩みを抱えながらも仲間たちと楽しく暮らしていた。

しかし、地球温暖化が進み氷河が氷解、大洪水の危機に見舞われてしまう。 3匹は地球を救うため、新たな冒険の旅に出ることを決意するが…。

SHIN様の一言

氷河期の地球で性格がまったく異なるマンモス、ナマケモノ、サーベルタイガーの３匹が織りなす愛と友情のアドベンチャー・アニメの続編。キャラクターも前回以上に充実しており、更に濃密な内容になっていた。

そして映像の技術も格段に向上。スリリングな内容に加え、髪の毛１本まで忠実に表現した繊細さ。まさしく最高の出来と言えるだろう。

名探偵コナン／探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）

ストーリー

謎の男の依頼で横浜へとやって来た小五郎とコナンたち一行。しかし、その男は罠を仕掛け、蘭や少年探偵団たちを人質に取ってしまう。

タイムリミットは12時間。その間に依頼された事件の真相を解かなければ、蘭たちに取り付けられた爆弾が爆発すると脅される。さらにその男は、何とコナンの正体が工藤新一である事を知っていた。

SHIN様の一言

大人気の「名探偵コナン」の映画第10弾。記念すべき作品ということで、レギュラーが総出演を果たすなどの豪華キャストで送られた。

ストーリー的にも最後まで息の抜けない作りになっていて、退屈したということはなし。まだまだ続いて欲しいシリーズである。

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